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2011年7月25日

本日は味覚異常について書いてみます。内容は日本歯科医師会雑誌Vol.63 No.4に掲載された東京歯科大学教授の田崎雅和先生の論文から引用させていただきました。味覚異常の主訴は「食事が美味しくない」「何も食べていないのにいつも変な味がする」といったものなど。耳鼻咽喉科を受診した患者数から推測すると、味覚異常の患者は全国に14万人(1991年)とも39万人(2001年)とも言われているとのこと。本人が自覚していない潜在的な味覚異常患者はかなりいると考えられています。味覚異常の種類を、患者の主訴とともに症状別に挙げて見ます。どれか当てはまるものはないでしょうか。

①「このごろ味が薄くなった」「味付けが濃くなったと家族から言われた」などの主訴→味覚減退
②「全く味がしない」「何を食べても布(砂)を食べているようだ」などの主訴→味覚欠如、無味覚(症)
③「何も食べていないのに常に口の中が変な味がする」「唾液が海水のようだ」「治療が終わった歯から詰め物が溶け出している気がしていつもすっぱい味がする」などの主訴(常に特定の味質の味がしている。味質は4基本味のほか渋味も含む。)→自発性異常味覚
④「食事は普通だがチョコレートの味がしない」「味噌汁が薄くて、塩味が分からない」などの主訴(基本味のうち1ないし2種類の味質が識別できない)→解離性味覚異常
⑤「醤油が苦くて美味しくない」「チョコレートの甘さがなく、ただ苦いだけである」(本来の味と異なった味質を訴える)→異味症
⑥塩味や酸味を苦みと感じたり、塩味を酸味と感じたりする(本来の基本味とは異なった基本味として認識する)→味覚錯誤
⑦その他:味覚過敏症、片側無味症

いかがでしょうか。気になる症状はございましたか。これらの味覚障害は、加齢とともになりやすい傾向にあるようです。ご自分では気にならなくても家族からの指摘があったり、はっきりしないが何となく以前と違うといった症状でも歯科に相談されるといいでしょう。各種検査や治療がございます。次回は味覚異常に対する検査と治療について紹介したと思っています。

2011年7月20日

本日は金属アレルギーについての記事、『暮らしと健康』(2011年2月)の特集をご紹介いたします。タイトルまわりには、「虫歯治療の金属が皮膚炎やイライラを招く/手や足に皮膚炎を引き起こす歯科金属アレルギー/アレルギー皮膚炎を引き起こす金属は、ピアスやネックレスだけではありません。口の中の銀歯が原因になることもあります。」とあります。以下は記事の抜粋です。

歯科金属のアレルギー反応として最も目立つのは、手の平や足の裏にできる掌蹠膿疱症という症状です。手の平には、親指の付け根から手首にかけて水疱やかゆみ、発疹、腫れなどが生じます。足の裏では、特に土踏まずの部分に水疱が発症するケースが多く、初診で松葉杖を突いて来院される方もいます。そのほか、アトピーなど慢性湿疹や口の中の粘膜に白い苔のようなものができる口腔内扁平苔癬、またアレルギーが進行すると、胸骨と鎖骨の間の胸鎖関節痛む場合もあります。
歯科金属で初めてアレルギーが報告されたのは、アマルガムです。この金属には水銀が含まれているために、それがアレルギーの原因となっています。また頭痛やイライラ、疲れやすいなどさまざまな不定愁訴を引き起こすことも指摘されています。
アマルガムは、アメリカなど外国では使用禁止になっています。日本では禁止されていませんが、ここ数年で強い毒性が専門家の間で共通認識となり、今は歯科治療ではほとんど使用されていません。
毒性のあるアマルガムが以前、虫歯治療で使用されていたのには、安価で、虫歯が再発する心配があまりない、という理由があります。今から10年くらい前に治療した方は、アマルガムを使っている可能性が高いでしょう。

記事はまだまだ続くのですが、紹介はこのくらいにいたします。当院ではメタルフリーの治療を行っています。セラミック、ジルコニアといった材質により、金属を使わなくても失った歯の修復を行っています。それらはまた、審美的にも優れ、多くの患者さんから支持をいただいております。

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タカラデンタルクリニック 院長 高良巌

タカラデンタルクリニック
院長 高良 巌

当クリニックでは特に噛み合わせに重点を置いた治療を行っています。1本の虫歯を治療すればよい、歯周病だけを治療すればよい、見た目が美しくなればよ い、という視野の狭い治療ではなく、お口全体のコンディションを整え、正しく噛めて、しかも見た目も美しい状態へと導くのが私どもの役目だと思っておりま す。