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2012年2月 6日

今回は、福島民友2011/10/28朝刊に掲載された記事をご紹介します。

最近では、歯並びや咬み合わせを矯正する治療も一般的になってきましたが、治療期間が長くかかるのではないか?装置が見えるのが気になる・・など、なかなか治療に踏み切れないという声もきかれます。
矯正治療は、基本的に削ったり被せたりしないので、自分の歯そのもので治療を終える所が大きな特徴と言えます。

子供の場合は成長発育期にあるので、状態により開始時期や治療方法が異なってきます。また、成人の場合は虫歯や歯茎に問題がない時期が開始時期となります。
矯正治療に年齢制限はありません。歯と歯わ支える歯槽骨、歯茎がしっかりしていれば治療は十分可能で、口元を気にせず思いっきり笑えたり自信が持てる事で仕事でもプライベートでも生活の質を豊かに出来る歯科医療と言えます。

矯正治療は、歯並びや咬み合わせを治す事だけではなく、口元のバランスを美しく整える大きな目的もあります。

特に前歯の位置をどこに決めるかということは、口唇周囲の軟組織の外形に大きな影響を及ぼし、事前の資料をもとに上の歯が出ている人は上の歯が出ている人の歯を後退させる必要があり、また下の歯が出ている人は下の歯を後退させるようにゴールを決めます。
笑った時に見える歯茎の量も重要で、前歯の位置を前後に移動させるだけでなく、垂直的(上下)に移動させる事で口元の印象もだいぶ変わってきます。

歯並びだけでなく、前後の位置と唇などの軟組織との関係を良好にする事で、自然に美しい口元が生まれます。

もし、ご興味が湧いた方は当院でも矯正治療を行っておりますので、お気軽にご相談下さい!

2012年1月13日

明けましておめでとうございます。

今日は昨年の11月11日の福島民友に掲載されていた記事をご紹介します。

歯や顎のために、「よく噛んで食べましょう」といいますが、勘違いされやすいのが食べていない時の「かみしめ」です。
本来、人が安静にしている時は「安静位空隙」と言って、上の歯と下の歯が触れることなく少し離れているのが正常な状態です。
忙しい時や大変な時に「歯を食いしばって頑張る」とよく言われますが、食いしばり過ぎると虫歯がなくても冷たいもので歯がしみる知覚過敏や歯が欠ける他、詰め物や被せ物が取れたり、歯周病が進行したりと様々な誘因にも繋がります。
噛みしめ(クレンチング)や歯をカチカチ鳴らす(タッピング)、歯ぎしり(ブラキシズム)などをまとめて「パラファンクション」と言い、これらも同じ様な弊害があります。
ストレスを軽減するものとして必要な面もあり、全てを無くす事は出来ませんが噛みしめる癖のある方は注意が必要です。
ただし、重いものを持つ場合や力を入れる時、スポーツをするときなどは噛まないと体を壊す場合もあり例外です。また、歯ぎしりをする方はかかりつけの歯科医院に相談するのもお勧めです。

よろしければ参考にしてみて下さい。

2011年12月24日

今日は福島民報の2011年10月31日の記事をご紹介します。

喫煙が全身の健康に対して悪影響を及ぼすことは比較的広く知られています。
そのため今では喫煙をしている人のうち半数以上の人は禁煙したいと望んでいると言われていますが、禁煙したくてもなかなかできない場合が多く、その要因は主にニコチン依存による要因と心理的要因の二つです。
喫煙者が禁煙を開始するとさまざまな離脱症状が現れ、イライラしたり不安に苛まれるようにケースもありますが、喫煙の影響を自分ではっきり見ることができれば、今まで禁煙できなかった人も禁煙の方向に踏み出せるはずです。
喫煙が口に与える影響についてまだまだそれほど知られていないようですが、実は口はだれもが喫煙の影響を直接観察できる所なのです。
喫煙で歯の表面にヤニがついたり、口臭の原因になることはご存知でしょうが、粘膜の色素沈着、歯周病、歯の脱落、口腔癌などさまざまな問題が発生しやすくなります。

喫煙をしているあなた。
歯の周囲の歯茎にメラニンが沈着し、黒ずんでいませんか?
口の粘膜は薬物などを非常に吸収しやすい組織なので、影響がすぐにあらわれるのです。
そんな変化が体の中でもどんどん進行しているとしたらそれはとても怖いことです。
さぁ今日からあなたも禁煙を始めてみませんか?

以上です。
こちらのクリニックでも、喫煙による歯の着色を綺麗に落とすクリーニングを行っております。
喫煙される方、是非ご自分の歯をもう一度よく観察してみてください。

2011年12月15日

本日は日刊ゲンダイ10月20日の記事を紹介します。

口腔ケアというと歯磨きをイメージされる方が多いと思いますが
それだけでは目に見えない歯周病菌やむし歯菌を除去することはできません。
塩素系だけでなく抗菌剤や抗真菌剤などを使ったうがい薬を歯科医などが独自に開発しているが、必ずしも効果が持続しているわけではなく、刺激が強すぎて使いづらい、耐性菌がでる、人によってはアレルギーが出るケースも0ではない、などの理由からです。

そこで注目したいのがオゾン水による口腔ケアです。
その殺菌性や安全性はすでに科学的に確立されており、実際オゾン処理水道水「東京水」が販売されていますし、スーパーでの生鮮食料品殺菌のためにオゾン水は欠かせません。
また医療分野でもオゾン水は使われており体の中でもデリケートな臓器だともいわれる目の消毒にも使われています。
これまではオゾン水をつくる装置が高額なうえ、それで作ろうとした高濃度オゾンガスが有毒だったため、人に使うという発想がなかったから普及していませんでした。

細胞毒性が弱く、安全で効果が高いオゾン水で手洗いやうがいをすれば
インフルエンザやノロウイルス対策にもなり、オゾン水うがいが病気予防の大きな武器になるはずです。

これからの季節、インフルエンザや風の予防対策、口腔ケアに
ぜひ皆様も試してみてください。

2011年12月 7日

今日は、いびきの治療法についてお話します。

現時点で有効薬のない睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法として、CPAP(シーパップ)療法がある。枕元に置いたティッシュ箱大の装置で空気を加圧し、ホース伝いに鼻マスクから送り込む方法で、対症療法なので使用続けなければならないが、いびきを止める事で生活の質は改善でき、心疾患のリスクを抑える事が可能と言われている。

また、SASは命に関わる合併症を引き起こし、健康な人に比べ高血圧が3倍・心疾患が2倍・脳血管障害が2倍とされ、1時間に20回以上の無呼吸がある人は8年後の生存率が63%に落ち込むというアメリカの調査もある。

軽~中等度の患者は横向きで寝るだけでも効果があり、下あごを少し前に出すマウスピースも市販されているので、疑いのある方は一度試されてはいかがでしょうか・・?
放置さえしなければ治る病気です。

2011年12月 3日

前回に引き続き、いびきのお話をします。


いびきによる呼吸は睡眠時に舌や喉の筋肉が緩み、舌根が沈みこんで気道咽頭を塞ぐため、
細いストローで呼吸するようなもの。
専門家は「努力呼吸」と呼び、強い音は努力が激しい証拠と言っており、睡眠中もさかんに心臓が働き続けるうえ、血中の酸素飽和度が繰り返し下がるので、脳や血管に負担がかかる。
さらに体系もカギになり、首やのどに脂肪がつく肥満は一大因子だが、細身でも顎が小さいと舌が収まらず気道に落ち込みやすくなり、顎の細いスリムな人が中年太りすると黄色信号である。
また別の調査では、いびき重症者は軽い人より脳に血液を送る頸動脈に動脈硬化がおこる確率が3倍に増えており、いびきが強いほど睡眠時無呼吸症候群を発症する傾向も高まる。

音の強いいびきはそれだけで要注意であり、家族が眠れないような音なら早めの治療をおすすめします。ご家族にいびきをかいていないか聞いてみてはいかがでしょうか。

次回は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法のお話をしたいと思います。

2011年11月18日

今日は2011年2月15日毎日新聞に掲載されたいびきについての記事を紹介致します。


熊本県上天草市で09年10月漁船が岩に激突し、釣り客2人が死傷する事故が起きた。
原因は男性船長(当時53歳)の居眠り。
この男性船長は日ごろから睡眠中いびきをかき、就寝後3~4時間で目が醒めることが頻繁にあった。
船長は事故後、中等度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)と診断された。
一方で船長は、目覚めの悪さや眠気はなかったと証言。
国土交通省運輸安全委員会は本人に自覚のない慢性的な睡眠の質の低下が居眠りの誘因と結論付けた。

いびきによって一時的に息がとまるSASは、03年にJR山陽新幹線の運転士が居眠り運転をしたトラブルをきっかけに、注目を集めた。
いびきは舌根が沈み、気道咽頭がふさがれて起きる。その時、10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上、あるいは、一晩(7時間)に30回以上でSASと診断される。
熟睡感が得られず、常に眠気に抜けないイメージが一般的だが、眠気の自覚がないSASのほうが多く危険と指摘されている。

国内のいびき人口は推定約2000万人。そのうちSAS患者は200万人以上とされるが、受診者は約20万人。
運転士なら事業者が精密検査を奨励し、一般の人は家族が気付くよう等早期発見の意義を促している。

いびきをかく方は気をつけてみてください。

2011年8月31日

 肺炎は日本人の死亡原因の第4位です。しかし若くして亡くなる例を除いて、65歳以上の高齢者に限ると、肺炎は日本人の死亡原因第1位となります。肺炎で亡くなるケースの多くが、口の中の細菌が肺に入り込み炎症を起こす「誤嚥性肺炎」と言われています。つまり日本人が高齢で亡くなる最大の原因は、口の中の細菌といっても過言ではないのです。高齢になると嚥下機能の低下から食道に入るべきものが気管に入ってしまいむせこみます。健康な人ならつまってものどの方に戻ったり、免疫力で細菌を押さえ込みますが、高齢者ではのどの方に戻す力も免疫力も衰えていて危険というわけです。
 それではどうすれば「誤嚥性肺炎」が起こりにくくなるのでしょうか。それには口の中から細菌をいなくすればいいのですが、一度口の中に住み着いた細菌を完全に消し去ることはできません。しかしお口のクリーニングを行い口の中を清潔に保つことで、細菌の数を減らすことができます。日々のご自分のブラッシングには限界があります。口の中は、鏡を使ってもご自分では直視できない場所がたくさんあります。ですからどんなに時間をかけたって技術的に限界があります。ましてや毎日十分な時間をかける余裕もなく、丁寧に磨けてらっしゃらないと感じている方は、想像以上に磨き残しがたまっています。そこには細菌がたくさん住んでいるのです。丁寧に磨いていると思ってらっしゃる方も含め、一度歯科医院でクリーニングを受けて、さっぱりされてみてはいかがでしょうか。歯がツルツルになって気持ちもいいです。しかも口臭の予防、改善にもなるのです。
 "お口のクリーニングは若い人がやるもの"ではありません。むしろご高齢の方々にこそ、積極的に受けていただきたいと思っております。「誤嚥性肺炎」のリスクを減らしていただきたいと思うからです。

2011年8月23日

前回に引き続き味覚異常についてです。今回は検査と治療について。前回同様、日本歯科医師会雑誌Vol.63 No.4に掲載された東京歯科大学教授の田崎雅和先生の論文から、東京歯科大学千葉病院外来にて行われている味覚検査、そして治療について紹介させていただきます。
①問診、視診、血液検査、レントゲン検査:局所的な点では<1>不適合充填物の有無<2>舌苔の有無<3>神経損傷の有無<4>鼻疾患の有無<5>胃炎の有無<6>上顎洞炎の有無、全身的な点では<1>唾液分泌障害の有無<2>貧血の有無<3>生体内微量元素の測定<4>心因性の有無<5>脳血管障害の有無<6>投薬の有無、またその薬剤名の把握などが挙げられる。
②唾液分泌量の測定:3分間無味のガムを噛んで1ml/1分以上の分泌量を基準値としている。
③ソルセイブ検査:6段階の濃度で塩味が塗布された濾紙を順番に口に含み、認識できるか調べる。
④電気味覚検査:口腔粘膜6ヶ所に直接電気刺激することにより、釘をなめたときの酸味のある嫌な味を検査する。基準値以下の電気刺激できれば正常。
⑤濾紙ディスク検査:4基本味を各5濃度、3濃度までに味質を認知できれば基準範囲内。
⑥血液検査:一般血液検査(舌炎などに関連する貧血など、血清鉄の要素)、血清亜鉛値、銅値の測定
 次に治療ですが、上記⑥で亜鉛値を調べていますが、これは亜鉛欠乏と味覚障害が関連しているからです。亜鉛は味細胞のDNA、核酸、タンパク質の合成に関与しており、亜鉛の不足は味細胞のターンオーバー(新生)の延長や味物質に対する感受性の低下を誘発します。したがって亜鉛欠乏性味覚障害と特発性味覚障害(血清亜鉛値は基準範囲内であり、他の臨床検査からも味覚障害の原因や誘因が特定できない症例)に、亜鉛製剤の服用はきわめて有用であると言われています。本来亜鉛は食物から摂取しなければならず、一日平均摂取量は大人で15mg、子供で5mg、妊婦では20mgが必要ですが、日本人の平均的な食事からは約9mg、本来摂取する量の3分の2しか摂取できていません。若い日本人女性では半分以下の6.5mgしか摂取できていないとも言われています。また亜鉛の欠乏には全身疾患も関与します。腎不全では腎機能不全のため尿中にタンパク質が排出され、そのとき亜鉛の排出も促進されます。さらに食事治療ではタンパク質の摂取制限もあり、結果として体内亜鉛量が減少します。肝障害では、急性肝炎、慢性肝炎ともに尿中への亜鉛排出量が増加し、さらに消化管での亜鉛吸収能の低下が起こり、血清亜鉛値の低下が生じます。糖尿病では重症度に比例して尿中への亜鉛排出量が増加し、血清亜鉛値の低下が生じます。内科や耳鼻咽喉科では、亜鉛含有胃潰瘍治療薬であるポラプレジング(商品名プロマック顆粒15%、プロマックD錠75)を味覚障害患者に処方しています。しかし歯科では「味覚障害」という診断名でポラプレジングを健康保険処方できません。そこで東京歯科大学教授の田崎雅和先生は、栄養補助食品として発売されている亜鉛製剤を服用してもらっているとのことです。市販されている亜鉛の栄養保持食品は、小林製薬、ファンケル、アサヒ、DHCなど、論文に紹介されているものだけで6種類もありました。これらから食事摂取だけでは足りていない分補充します。食事から半分しか摂取できていないとして1日7.5mg服用するなどです。論文には服用の注意として、1日摂取量が多過ぎないことと最低3ヶ月と長期間服用することが記されていました。
また味覚障害を起こしやすい薬剤が存在します。基礎疾患によりそれらの投薬を受けている場合は、薬剤の変更を促します。さらに薬剤に関して、口渇を起こしやすい薬剤が存在します。唾液分泌量の減少は味覚の感受性に影響を与えます。味物質は、唾液など水溶液に溶解しなければ味覚が生じないからです。したがって口渇を誘発する薬剤が投薬されていれば、その変更も検討します。また漢方や唾液腺のマッサージなどで唾液分泌を促す方法もあります。
 今回は検査と治療についてご紹介いたしましたが、これだけのことが病院でできるのです。一人で悩んでいたり、家族に話しても分かってもらえなかったりしている方は、ぜひ一度受診されてみてはいかがでしょうか。

2011年7月25日

本日は味覚異常について書いてみます。内容は日本歯科医師会雑誌Vol.63 No.4に掲載された東京歯科大学教授の田崎雅和先生の論文から引用させていただきました。味覚異常の主訴は「食事が美味しくない」「何も食べていないのにいつも変な味がする」といったものなど。耳鼻咽喉科を受診した患者数から推測すると、味覚異常の患者は全国に14万人(1991年)とも39万人(2001年)とも言われているとのこと。本人が自覚していない潜在的な味覚異常患者はかなりいると考えられています。味覚異常の種類を、患者の主訴とともに症状別に挙げて見ます。どれか当てはまるものはないでしょうか。

①「このごろ味が薄くなった」「味付けが濃くなったと家族から言われた」などの主訴→味覚減退
②「全く味がしない」「何を食べても布(砂)を食べているようだ」などの主訴→味覚欠如、無味覚(症)
③「何も食べていないのに常に口の中が変な味がする」「唾液が海水のようだ」「治療が終わった歯から詰め物が溶け出している気がしていつもすっぱい味がする」などの主訴(常に特定の味質の味がしている。味質は4基本味のほか渋味も含む。)→自発性異常味覚
④「食事は普通だがチョコレートの味がしない」「味噌汁が薄くて、塩味が分からない」などの主訴(基本味のうち1ないし2種類の味質が識別できない)→解離性味覚異常
⑤「醤油が苦くて美味しくない」「チョコレートの甘さがなく、ただ苦いだけである」(本来の味と異なった味質を訴える)→異味症
⑥塩味や酸味を苦みと感じたり、塩味を酸味と感じたりする(本来の基本味とは異なった基本味として認識する)→味覚錯誤
⑦その他:味覚過敏症、片側無味症

いかがでしょうか。気になる症状はございましたか。これらの味覚障害は、加齢とともになりやすい傾向にあるようです。ご自分では気にならなくても家族からの指摘があったり、はっきりしないが何となく以前と違うといった症状でも歯科に相談されるといいでしょう。各種検査や治療がございます。次回は味覚異常に対する検査と治療について紹介したと思っています。

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タカラデンタルクリニック 院長 高良巌

タカラデンタルクリニック
院長 高良 巌

当クリニックでは特に噛み合わせに重点を置いた治療を行っています。1本の虫歯を治療すればよい、歯周病だけを治療すればよい、見た目が美しくなればよ い、という視野の狭い治療ではなく、お口全体のコンディションを整え、正しく噛めて、しかも見た目も美しい状態へと導くのが私どもの役目だと思っておりま す。